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橋本不動産株式会社

質の高い工事進捗管理も住宅履歴も「Do!Photo」で!

工務店にとって施工現場は家造りの最前線であり、全ての業務の原点。高品質を保ち顧客の信頼を獲得するには、質の高い現場管理、工事進捗管理が欠かせません。「ARCHITREND Do!Photo」の活用で大きな成果をあげている、橋本不動産のお二人に伺います。

生産効率よりもお客様の安心と信頼が重要

市場環境の厳しさに関わらず堅実な成長ですね?

田中

本来はもっと大きく増やす計画だったので、現状には満足していません。確かに市場は厳しいのですが、だからといって狭いところに縮こまるつもりはないんです。実は近々、京都方面にも進出を予定しており、さらに拡大路線を進める計画ですよ。

その拡大路線を支える原動力は何ですか?

田中

独自のトータルな家づくり手法と、そこから生まれるお客様の信頼の広がりです。当社ではお客様の担当となる建築士が、お客様と面談しご要望に沿ったプランをまず作成します。その後、担当建築士が所属する設計チーム内でプランや構造をチェック。よりよい提案が出来るようメンバー内で検討し提案をつくります。プラン決定後においては見積契約、施工管理、建物引渡、そして維持管理に至るまで一貫して担当建築士がフォローします。設計以降すべての工程において分業せず1人の担当者で対応することで、責任の範囲を明確にし、またお客様にどんなことでも相談いただき納得されるまでお応えしたいのです。ここから生まれるお客様の信頼感は厚く、建築士のトータルなスキルアップにも効果的です。

建築士さん自身は手間がかかって大変ですね?

田中

ですからツールが重要で、「ARCHITREND Z」や「ARCHITREND Do!Photo」を徹底的に活用します。「ARCHITREND Z」は以前から建築士のメインツールとしてフル活用していますが、最近力を入れているのが「Do!Photo」の展開。これにより進捗管理の質の向上や効率化、住宅履歴の確保を推進しています。

全協力会社へ広がる「Do!Photo」の活用

「Do!Photo」の導入背景についてご紹介ください

北村

前述の通り、当社では1人の建築士が一貫して任され、並行して5~6件の物件を担当します。現場には極力足を運びますが、一日中現場にいて作業の内容や進捗を確認するのは不可能なことです。なので電話等で報告してもらうわけですが、目で見て確認しないと分からない部分も多いのです。そこで最新の現場状況をビジュアルに確認できる「Do!Photo」がいい、ということになりました。

田中

同時に長期優良住宅対応に代表される、住宅業界のデータ重視の流れへの対応という点でも、非常にタイムリーでした。「Do!Photo」は住宅履歴のための工事写真を確保し、管理することにも活用できますからね。長期優良住宅対応に限らず、工務店にとって住宅履歴の確保は今後の重要な課題なのです。

導入の流れをご紹介ください

北村

現場で作業している職人が、工事の経過や完了の写真を撮るのが一番タイムリーであり、かつ職人自らが撮影することによって、より責任感のある仕事を心がけてもらいたい、まずその理解を得る必要がありました。そこで協力業者30~40社を集めて説明会兼研修会を3回開催。趣旨と実際の使用法を説明した上で、一気に導入しました。既に全現場で順調に稼働中です。1件の現場でトータル150カットくらい撮ってアップしていますね。

田中

住宅履歴はこれからが本番ですが、各担当が進捗状況を把握しやすくなったのは間違いありません。また、多量に写真を撮るため現場が全般的にきれいになり、作業も一段と丁寧になりました(笑)。また、施主への閲覧サービスもスタートし徐々に拡大しています。弊社Webサイトとの連携も計画中ですし、活用範囲はどんどん広がりますよ。

※2009年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

田中 大輔建設事業部
執行役員 部長

北村 幸三建設事業部
課長代理

橋本不動産株式会社

所在地
滋賀県守山市
代表者
橋本 達雄
開 設
1973年3月
事業内容
宅地造成・販売、不動産の売買仲介、コンサルタント業務、建築設計、施工、管理ほか

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