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お客様の声にとことん耳を傾け、その要望に確実に応えながら、その方だけのONLY ONEの家を作る

山形県山形市の株式会社RESTAは、2020年設立のリフォーム・リノベーション専門企業である。徹底して施主の声に寄り添った提案が人気の同社では、大規模リノベーションと中規模クラスのリフォームを2本柱に展開中だ。FCAリノベーションコンテスト2022では、そんな同社の設計監理部長 佐藤智則氏が入賞を果たした。佐藤氏に応募の経緯と狙いについて聞いてみた。

FCAリノベーションコンテスト2022 中部営業所賞受賞作品「平屋リノベーション お孫さんが住み継ぐ再生住宅」

そのお客様だけの「理想の家」を

──受賞作は築45年の平屋のリノベでしたね
ご主人が祖母から相続した平屋住宅を、4人家族で快適に暮らせるようフルリノベーションした物件です。限られたスペースの中で家族個々のプライベート空間を確保したい、という要望に基づき間取りプランを立てました。実は2020年設立の当社にとって初の大型リノベーション物件で、私自身思い入れが強い作品だったので応募作に選びました。

──なかなかユニークなプランですね
そうですよね(笑)。普通の考え方だとクローゼットには専用の扉を付けますし、3畳の居室……それも主寝室なんて新築では作らないでしょう。これは全てお施主様のご要望なんです。例えば収納部分については「オープンにしたいので建具は要りません」と言われましたし、3畳の主寝室も旦那様のご希望です。旦那様は仕事柄生活スタイルが独特で、夜遅く帰ることが多く自室では寝られれば良いので、そのぶん中のスペースを増やしたいと。他もそんな感じで何度も打合せ、ご要望を聞き、これにお応えするの繰り返しで、このお客様のためのオンリーワンの平屋住宅を作っていきました。本当に面白い経験でしたね。

──お客様はどのような感想を?
本当に喜んでくださって「自分が理想としていた家ができた!」と言っていただきました。もともと当社は、お客様のご要望をしっかり聞きながらプランニングしていくことを自分たちの一番の売りと考えています。その意味で、今回はそれをきちんと実現できた「当社らしい仕事」だったと言えそうです。

──打合せに相当の時間をかけるんですね
特にリノベーションについては、長ければ2~3カ月もかけることもありますね。とにかくお客様との密度の高いコミュニケーションで建築プランをしっかり固めることが重要で、この段階に時間をかけることで後が逆にスムーズになるんです。そして、この段階で重要なのが、ARCHITREND ZEROでスピーディに作る間取りプラン……叩き台です。

S様邸(Before)

S様邸(After)

業務効率化と品質向上のカギ

──どんなタイミングで叩き台をお作りに?
当社に問い合わせが入ったら、まず現地を拝見します。直接来店された方の場合は先にヒアリングを行ってから現地へ行きます。そこで図面がない場合は現況図を起こす必要があるので、現地の状況を調べ建物がリノベーションできる状態か、インスペクション並びに施工や劣化の状態を診断します。その上でお客様の要望を聞きながら間取りプランをARCHITREND ZEROで作るんです。これが、やり取りのベースとなる叩き台となります。

──早いタイミングで叩き台を作る狙いは?
たいていの場合、お客様も当初は個別の要望はあっても、全体的なイメージはまだ固まっていません。だから口頭だけで全ての要望を聞き出すのは難しいんです。でも、この叩き台を作ることで「この部屋はこっちの方が良い」とか「ここの動線はこうしたい」とか、具体的な意見・要望が引き出せるようになる。だから、できるだけ早く作りたいわけですね。ARCHITREND ZEROの効果が最も発揮される作業の一つがこれです。たとえば午前中に現地ヘ行き、調べて帰って現況図を作り始めると、規模次第ですが夕方には提出できます。Jw_cadではこうは行きません。

──プレゼン等にもお使いですか
ええ。会社の打合せテーブルの所にモニターがあるので、ここでの打合せやプレゼン時は、叩き台や3Dパースを対面でお客様にお見せします。色決めとか設備選びとか、ある程度ここで固めてしまえればイメージのズレを防げます。出来上がった時、お客様に「あれ?」という残念な感じが起こりません。

T様邸(Before)

T様邸(After)

──ARCHITRENDの導入効果は他にも?
何と言ってもARCHITREND ZERO+V-styleで作るフォトリアルな3Dパースです。とにかくV-styleで仕上げると皆に驚かれるんですよ。写真みたいだって……普通の3Dパースも凄いと思いますが、それがフォトリアルなパースだったら、より綺麗に写真のようにリアルになるわけで。お客様も見た瞬間パッと具体的に仕上りをイメージできるのです。もちろんプランの内容も大切ですが、もしV-styleを使う所と使わない所が競合したら、お客様はぱっと見ただけで「こちらが良い!」と前者を選ぶでしょう。だから私たちにとって、これは強力な武器にほかならないのです。

──V-styleはいろいろ活用できそうですね
ええ、フォトリアルの凄さが周知されれば集客にも使えます。実は一度インスタライブでARCHITREND ZERO+V-styleのデモをやったんですが、不手際が重なり失敗でした。機会があったら再挑戦したいですね。

ARCHITREND ZEROによる作業

応募しただけで得られる大きな達成感

──ARCHITREND歴はどれくらいですか
そうですね、使い始めたのは以前の会社に勤務していた時ですから、ユーザー歴は総計5年ほど。まだまだ全ての機能を使い切れていません。操作を習得したのはやはり前の会社で、週に1回の勉強会というか講習会みたいなことをやりながら、約1年ほどである程度触れるようになりました。基本的な操作はそれほど難しくないソフトですから。

──会社創設時、まずARCHITREND ZEROの導入を決めたそうですね?
前述の通り、前職でARCHITREND ZEROを使っていたんですが、そこでもこれで作った3Dパースや3Dモデルがすごく効果的だったので、必ず見せた方が良いと思っていたんです。だから、ウチの代表と当社を立ち上げた時も「絶対にARCHITREND ZEROを使いたい!」と訴えて導入してもらいました。

──今回、他の入賞作品もご覧になったと思いますが、何か感想はありましたか
いろいろ啓発されました。特にデザイン面は非常にレベルが高くて……特に大賞受賞作品は凄くて、とても刺激を受けました。私自身もウチの会社もまだまだこれからだ、と感じさせられましたね。現状に満足せず、さらに上を目指していきたいと思っています。

──コンテストへ応募しようと考えている方へアドバイスをお願いします
自分の担当した物件から選ぶ場合は、皆に「見てもらいたい」と思う作品を選んで応募するのが一番だと思います。私も自分の作品を「こういう風に作ったんだ」と多くの方に知っていただきたくて応募しました。仕事しながらの応募は、忙しい中いろいろ時間を取られて大変ですが、そこで得られるものは決して小さくありません。受賞しようがしまいが、応募しただけで大きな達成感があるはずです。それでもし賞まで取れたら大きな自信になるし、もっと頑張ろうという気持ちになるでしょう。誰にとっても絶対に損はないと私は思います。

ARCHITREND ZERO+V-styleで作るフォトリアルな3Dパースは
お客様を驚かせ、魅了する、私たちにとって最強の武器です(佐藤氏)

取材:2023年7月

佐藤智則設計監理部長

株式会社RESTA

■本社所在地/山形県山形市
■創業/2014年4月
■設立/2020年10月
■代表者/代表取締役 宗田隆道
■資本金/500万円
■従業員数/3名(2023年7月現在)
■事業内容/住宅のリフォーム・リノベーションを中心とする建設業全般

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