株式会社吉田産業
タイムリーなエコ提案機能搭載の最新"Z"で
より強力に工務店を支援!
八戸市に本社を置く吉田産業は、住宅・建築・土木の3分野に渡り、建築資材等を供給する建材商社。近年はこれに加え、工事まで請負うトータルなサービス提供により、着実な成長を続けています。同社の住宅部門では、顧客である地場工務店支援に積極的で、特にARCHITREND Zを活用したプラン提案支援や設計図書制作支援が人気を呼んでいます。そこで同社の"Z使い"の方々に活用状況を伺うと共に、新製品「ARCHITREND Z Ver.6」について語っていただきました。
ARCHITREND Zを駆使して工務店支援
- 住宅業界の市場環境はいかがですか?
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三上氏
東北地域でも大手住宅会社等の進出が進み、競合も激しくなっています。地場工務店にとっては、やはり厳しい状況です。長期優良住宅制度や住宅エコポイント等の追い風もありますが、上手く利用できず、競合負けしてしまうケースが少なくないのです。
- 追い風を上手く利用できないのは?
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三上氏
この地域に多い小規模工務店では、業務へのインターネット導入も遅れぎみです。そのため業界動向に関する情報収集も後手に回りがちです。制度自体の理解も不十分で、申請に必要な図面や構造計算等の制作が困難な場合が多いのです。また、大手企業と競合する以上CGパース等によるプレゼンが必要ですが、それができる工務店も少数でした。
- そこで工務店へのサポートサービスを?
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三上氏
2000年頃ARCHITREND Zを導入し、当社各営業拠点で顧客工務店向けに、会員制でプランやプレゼン用CGパース制作を引き受けるサービスを始めました。そして昨年からは、同様にARCHITREND Zで長期優良住宅制度の各種設計図書制作を支援する、YSサポートセンターも稼働しています。
施主目線で作られたVer.6の新機能
- ARCHITREND Zの活用状況は?
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中村氏
YSサポートセンターでは、長期優良住宅を中心に常に5~6件が進行中で、スタッフは皆ほぼ一日中ARCHITREND Zの画面に向かっています。当初はそれこそ長期優良住宅の制度自体の解説から行う必要がありましたが、いまでは工務店さんの理解もだいぶ進みました。とはいえ忙しいのは変りません。構造計算等、徹底して自動化されたZなしでは、とても対応しきれないでしょう。
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山下氏
私は八戸支店でプランやパース制作を通じ、工務店さんをサポートしています。ARCHITRENDは7~8年使い続けていますが、間取り入力など基本的な操作が非常に使いやすいし、CGの表現力の進化等も強く実感します。特に天空光が入ってから、CGが段違いに美しくリアルになりましたね。
- 新製品「Ver.6」に触れた感想は?
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田村氏
日ごろ構造計算の仕事中心に動いていることもあり、構造設計系の機能が全面強化されているのが嬉しかったですね。水平構面の簡易チェックが、1画面でリアルタイムでできるとか、まさに欲しかった機能です。
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山下氏
私は強化されたエコ提案機能全般、中でも「太陽光発電シミュレーション」が非常にタイムリーな機能だと感じました。実際、新築住宅ではオール電化がほとんど標準装備ですが、それと合わせ太陽光発電を検討する方がとても多いんです。ただ、これも分かりやすく提案するのはなかなか難しく、具体的にシミュレーションしてビジュアルに見せられるVer.6は大きな武器になるでしょう。
- 早くから太陽光発電にお取組みでしたね?
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三上氏
10年ほど前から太陽光発電の普及に取り組んできました。現在では「太陽光発電と言えば吉田産業」と言っていただけるようになり、ようやく時代が追いついてきた感じですね(笑)。とにかくこの太陽光発電をはじめ、オール電化や暖冷房費シミュレーションなど、Ver.6のエコ提案機能は住宅の質の向上という点で重要な機能。しかも、それらが「施主の目線」で作られている点が素晴らしい。これなら、エコ住宅や省エネについても施主に分かりやすく、インパクトのある提案ができると思いますよ。
※2010年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。