BIM確認申請とは?

BIM確認申請の概要

BIM確認申請は、BIMソフトウェアで作成された3次元モデルから、PDF形式の図面とIFC形式のデータを出力し、これらを確認申請図書として提出する方式です。この手法により、建物形状の伝達や把握がスムーズになり、構造・意匠・設備などの設計図書の整合性が高まることで、申請・審査の効率化が期待されています。

国土交通省は段階的にBIMによる建築確認の環境整備を進めており、まず「図面審査」を導入し、BIMを活用した申請・審査の効率化を図った後、将来的には「データ審査」へと移行することで、建築確認申請のさらなるデジタル化を目指しています。これにより、建築業界全体の生産性向上や業務効率化が期待されています。

BIM活用の目指す姿目指す姿

BIM図面審査

BIMデータから出力されたIFCデータとPDF形式の図書の提出により、図面間の整合チェックが不要となり、審査期間の短縮が期待されています。2026年春に開始され、2027年度に全国展開が予定されています。

BIM図面審査

BIMデータ審査

IFCデータを審査に活用し、審査に必要な情報が自動表示されることにより、更なる審査の効率化(審査期間の更なる短縮)が期待されています。2029年春に開始され、IFCデータを活用した 審査対象を順次拡大していきます。​

BIMデータ審査

木造戸建て住宅も対象​

対象はRC造・S造の大規模建築物だけでなく、木造戸建て住宅も含まれています。当社では、3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」においてもIFC出力に対応できるよう、現在開発を進めており、BIM図面審査制度への対応を強化しています。

BIM確認申請のメリット

申請者のメリット

  • BIMソフトウェアを使用し、整合性の高い申請図書の作成を容易に行うことができます。
  • 窓口に出向かずWebにより自社から申請や指摘事項の対応が行うことができ、申請作業の効率化を図ることができます。
  • 審査の効率化で、審査期間の短縮が期待できます。

審査者のメリット

  • 設計内容の容易な把握や整合性確認の一部省略で、審査作業の効率化を図ることができます
  • 確認申請用CDE(共通データ環境)の使用で、複数人による並行作業、遠隔拠点やテレワークでの作業が可能となります。

GLOOBEで実現するBIM確認申請対応

GLOOBEだからできる。
BIM確認申請に求められる実務力。

国産BIMソフトとしての強み

BIM確認申請にはモデリングだけでなく、日本の建築基準法に則した情報管理と、スムーズな申請用図面作成が欠かせません。GLOOBE Architectは、国産BIMならではの対応力で、建築確認申請業務をトータルで支援します。

法的要件をふまえた設計を、初期段階から実現

部材ごとに、確認申請に必要な建築基準法インフォメーションを搭載。設計の初期段階から法的要件を意識したプランニングが可能です。さらに、作図の自動化により業務効率が飛躍的に向上します。

主な特徴

  • 設計内容の容易な把握や整合性確認の一部省略で、審査作業の効率化を図ることができます。
  • 確認申請用CDEの使用で、複数人による並行作業、遠隔拠点やテレワークでの作業が可能となります。

確認申請支援ツールで、図面作成も圧倒的にスムーズ

確認申請図面の作成を効率化する専用テンプレートツールを、どなたでも無料でご利用いただけます。「確認申請に出せる」図面を、加筆修正の手間を最小限に抑えながらスムーズに仕上げられます。

確認申請ツールの特長

  • 図面レイアウト・寸法・表記ルールなどを登録。確認申請に必要な仕様に自動対応し、作業負荷を軽減します。
  • 現場の声を反映した実用的なツールです。ユーザー会「Japan-BIM Connect」が制作に携わり、現場の意見を反映。実務で使いやすいツールとしてこだわりました。

GLOOBEは入出力基準に対応

BIM図面審査で提出が求められる「入出力基準」に対応。敷地境界線・方位などを専用オブジェクトで簡単かつ正確に入力でき、カスタマイズ不要で必要情報を網羅したBIMデータを作成可能です。

対応内容の一例

  • 敷地境界線など専用オブジェクトを多数用意
    「道路境界線/隣地境界線」などの属性を簡単設定。
  • BIMモデルをもとに自動チェック、自動描画
    容積率・建蔽率や各種面積などの情報をリアルタイムに確認できます。

“確認申請に強い”を体験しませんか?

GLOOBE Architectで、あなたのBIM確認申請を次のステージへ。
BIM図面審査への対応が求められる今、第一歩としてまずは体験版・製品資料から

イベントセミナー紹介

製品紹介や知識習得のためのセミナーや体験会をオンラインや来場型で多数開催しています。