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仁幸夢店株式会社

本物づくりにこだわり抜く独自の事業展開

千葉県鴨川市に本社を置く仁幸夢店は、他社に真似のできない「本当の高気密・高断熱住宅」づくりで知られる住宅建築会社です。大々的な広告宣伝など一切行わないにも関わらず、コンスタントに年間30棟前後の高品質な住宅を供給し続けています。「本物づくり」にこだわり抜く独自の事業展開について、長谷川社長に伺いました

少数精鋭で作る本当の高気密・高断熱住宅

貴社の住宅が「本当の」高気密・高断熱とは、どういう意味ですか?

長谷川

高気密・高断熱にはI地域(北海道)からVI地域(沖縄)まで6区分があります。しかし世界水準の、本当の高気密・高断熱住宅はIレベルだけ。当社は輻射熱カットの理論に基づく断熱材で、この本当の高気密・高断熱住宅を造っています。電気代や住み心地を比べれば、違いは一目瞭然。同じ仕様の家を造れるところはまずありません。

内装もすべて国産材を使用

その違いはどこにあるのですか?

長谷川

私自身が大工出身なので、技術はもちろん断熱に関する知識、ノウハウに自信があります。手前味噌ですが、これは家づくり全般に関して言えること。当社で一番安い家でも、外部は30年間メンテしなくていい作り方をしており、近年手がける「煉瓦積みの家」なら半永久的にメンテフリーです。違いは技術と素材。他社のコンクリートは45年しか持ちませんが、当社のそれは500年持ちます。コンクリの打ち方が違うんです。家自体も国産檜の超乾燥材を中心に桁回りなどは杉、特に大きな梁は集成材も使いますが、全て国産材です。

それではコストが高くなりそうですが?

長谷川

このレベルの木材、技術、仕様で安く提供するから支持されるんです。それができるのは少数精鋭でやっているから。当社は私含め8人で年間30~35棟を建てます。一般の工務店なら20~22人必要でしょう。その差12人の人件費分安くできるのです。また、資材の共同購入なども行っていますよ。

全ては本当に良いものを作るために

なぜそんな少数精鋭が可能なのですか?

長谷川

ノークレームの家、30年メンテ不要の家だからです。これなら営業が顔を出す必要もないし、お客様はお客様が紹介してくれるので販促活動も不要。現場は納まりまで徹底的にマニュアル化し職人にも徹底して、図面と工程表があれば現場監督なしで工事が進められます。もちろん社員のスキルが高いからそれが可能なんです。

その企業理念はどのようにして?

長谷川

私も以前は昔ながらの家づくりをしていました。いい木材を使い健康住宅を作り、次はローコスト住宅で年間60棟余り作りましたが、残ったのは安っぽい家を作るという悪い評判だけで。そんな時に高気密・高断熱住宅の技術に出会い、いろいろ研究し現在のスタイルに変化したんです。しかし、現在の高気密・高断熱がベストとは思っていません。本当は機械の力を借りずに、つまり無暖房無冷房で快適な家が理想です。そのための研究も着々と進めています。

まだまだ変化していくのですか?

長谷川

常に進化し続けるのが当社のスタイルですから。実際、工法も一つにこだわらず良いものはすぐ取り入れます。良いものを見分ける眼力と幅広いネットワーク、フットワークの軽さが一番の武器かもしれません。ただし棟数はこれ以上増やしません。これ以上は私の目が届かないですから。工務店にとって厳しい時代ですが、だからこそ、生き残れるのはプロとして本物を作れる会社です。やはり全ては本当に良いものを作るということに尽きるんですね。

※2008年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

長谷川 仁志代表取締役

仁幸夢店株式会社

所在地
千葉県鴨川市
代表者
長谷川 仁志
開 設
創業 1976年3月/設立 1978年2月
資本金
1,000万円
事業内容
建築請負業・設計・施工・工事監理、建築工事契約に関する事務の業務ほか

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