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株式会社タナカホーム

パース大賞受賞者&営業マンが語る
会社を伸ばす!パース活用術

いまやすっかりお馴染になった「強くてやさしい住まいの設計&パースコンテスト」、第3回の結果が発表されました。今回もパース部門は300点近い応募を集め、よりハイレベルな戦いとなりました。激戦を制したのはタナカホームの北神久幸氏! ネット投票で圧倒的な得票数を集め、2年連続の大賞受賞です。今回は北神氏と共にタナカホームの営業担当・田中誉宗氏をお迎えし、北神氏の作るパースが同社の営業戦略で果たす役割を中心にお話をうかがいました。

お客様へのプレゼンサービスの幅が拡大

北神

今回の作品のテーマは……まあ、見てもらえば判りますよね。

田中

海に浮かぶ青島、岸辺の檳榔樹(びんろうじゅ)、一番手前のはマンゴジュースかな? まさに宮崎づくしですね(笑)。

北神

ブームを利用しない手は無い、と(笑)。力を入れたのは木目の質感、そして眺望。特に眺望は「見下ろす」感じがはっきり感じられるような視点を狙ってみました。

田中

ログハウスの木の質感とか、非常にリアルですよね。

北神

去年同様、テクスチャ制作には時間を費やしましたからね。ともかくレンダリングしてみないと、最終的な仕上がりは確認できない。ですからアーキマスターに登録してレンダリングをかけ、気に入らなければ数値を調整したりして再度レンダリング。その繰り返しで作り込んでいきました。

田中

やはり時間をかければ、ここまですごいパースもできちゃうんですね。

北神

…業務のパース制作で、毎回ここまで作り込むのは無理ですよ!(笑)

田中

そんなに警戒しなくても(笑)。でも、北神主任の前回の受賞をきっかけに、我々営業もさらにCGの威力を実感し、お客様へのプレゼンサービスの幅が一段と広がったのは確かですよ。パースの品質アップはもちろん、日影の動きをアニメで欲しいとか、我々の方から視覚的なアイデアを出したり提案できるようになってきたことは、営業として大きな武器だと思っています。

北神

みんなの要望がどんどん増えているのは、日々実感してますよ(笑)。

ニーズに応えてプレゼンも商品も進化

田中

私は営業の仕事を始めて4年ですが、当時から、当社は視覚的なプレゼンで、地域のライバルを圧倒してましたね。何しろ午前中にお客様と打合わせれば翌日パースと見積が出てくる。他社は2週間はかかりますから、ウチの独走状態です。

北神

それは営業の皆が、きちんとプランニングできる点が大きいですね。営業自身が施主の要望を反映させたプランを作り、建材や色も選んでくれるから、私の制作作業も効率的に進められるんです。

田中

ARCHITREND Zのパースを使った視覚的なプレゼンの威力は圧倒的ですから、一度それを実感すれば「この強みをもっと活かそう!」と、営業マン自身も勉強するんですよ。これは一種の相乗効果ですね。

北神

今のお客様には、やはりビジュアル的なプレゼンが効果的なんでしょうね。

田中

当社は50年間「技術」で売ってきましたが、若い施主にはそれだけでは通じません。まず視覚的に見せないと伝わらないんです。その点、ウチは北神主任のパースを使って巧く脱皮できたと思います。

オリジナルブランド
「Coziness Design」の広報誌
「BRAND new」

田中

特に若い施主さんは意匠にすごくこだわりますから。隔月ペースで出している「Coziness Design」の広報誌「BRAND new」も読んでいただけているようです。しかし、ライバルも徐々に力をつけてくるし、ますます頑張らないといけません。

北神

私もWebを活用したオンラインの打合せやプレゼンなど、挑戦したいことはたくさんあります。田中君たちと一緒にどんどんチャレンジしていきたいですね。

※2007年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。