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株式会社ジャパン・ハウジングサービス

受賞作品のポイントは「アングルと光」。
初代パース大賞受賞者に聞く

デフォルメとリアリティのバランスが決め手!

昨年、福井コンピュータが開催した「強くてやさしい住まいの設計&パースコンテスト」のパース部門へのエントリーは、総計309点。中でもずば抜けて多くの支持を集め、みごと初代「パース大賞」に輝いたのが木村賢二さんの作品です。古民家風の「和」とモダンな「洋風」が調和し、大胆なアングルと光と影のコントラストが印象的なこの作品はどのようにして制作されたのか――木村さんに話をうかがいました。

見様見まねの独学で学んだパース作り

CGパースを作り始めたきっかけは?

木村

パースを描き始めたのは5年前。会社が「ARCHITREND 21」を導入してからです。それまでは私もプランニングと設計だけに別のCADを使っていましたが、営業から要望され「ARCHITREND 21」でパースを描くようになりました。現在はまとまった規模の分譲住宅などのプランニング、デザインが業務の中心となっており、パースはその流れの中で必要に応じ作っています。

パース制作テクニックの勉強は?

木村

特にCG講座など受けておらず、実務を通して独学しました。他社パンフレットやWebなどを見て見様見まねで、“あんな表現はどうしたらできるのか”と。今回の応募も福井コンピュータのHPでパースを見ていて告知を見つけたのがきっかけです。

お使いのツールは?

木村

特にCG講座など受けておらず、実務を通して独学しました。他社パンフレットやWebなどを見て見様見まねで、“あんな表現はどうしたらできるのか”と。今回の応募も福井「ARCHITREND 21」だけですよ。Ver.4から始めたんですが、CGはVer.8で非常に進歩しましたね。部材も増え、表現力もリアリティがぐっと増して……さらに大きく進化したという「Z」が楽しみです。ンピュータのHPでパースを見ていて告知を見つけたのがきっかけです。

受賞作のポイントはアングルと光

パースの制作ポリシーは?

木村

まずリアリティですね。そしていかに現実に近づけながら、さらに良いものに見せるか。見せるためのデフォルメとリアリティのバランスが重要です。といっても、どこでそのバランスを取るかは、自分の感覚を頼るしかないのですが。

受賞作のコンセプトは何ですか?

木村

普通では無いような住宅を作りたかったんですよ。具体的には古い民家風にモダンなラウンジ風のものを組み合せて、和洋の調和した空間を狙いました。ただ、これは“ここだけの空間”で、他の間取りまではきちんと作っていません。パース画面上で全体のバランスを考えながら色付けし、作り込んでいきました。素材や部材も他から転用したり自作していて……例えば古材風の柱には某メーカーのサイディングを転用しています。

表現面でいちばん工夫したのは?

木村

天井の広がりを見せるアングルと光のあたり方です。特に光については、ベストの効果が得られるまでシミュレーションを繰り返しました。実はコンテスト告知を知った時は既に締切まで1カ月を切っており、実質的な制作期間は2週間。それも1日2時間程しか作業できなかったのですが、作業時間の半分を光の調整に費やしました。実際、この作品で仕上がりに一番影響しているポイントはそこだと思います。照明が巧く決まらなかったら、それほど良く見えなかったかもしれませんね(笑)。

※2006年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

木村 賢二建築企画・設計担当

株式会社ジャパン・ハウジングサービス

パース大賞を受賞した木村氏は、まとまった数の分譲住宅から注文住宅まで、プランニングから設計、施工管理までトータルに任されている。パース制作は専業ではなく、あくまで業務の一環である。

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