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プレゼン

株式会社ホーム企画センター

3Dデータ活用ノウハウを生かし
ARCHITREND VR活用法を次々と開発していく

札幌市のホーム企画センターは、独自の特許工法による健康住宅「炭の家」で知られ、これを全国のフランチャイズ店・導入店に提供しています。同社は高品質なビジュアルを駆使した提案力にも定評があり、福井コンピュータ製品を活用して多彩なビジュアライゼーションを制作しています。そんな同社がいち早く導入したARCHITREND VRをどのように活用していこうと考えているのか―― 取締役の牛澤氏とシステム部の國廣氏、松山氏に伺います。

ARCHITREND ZEROのデータを幅広く活用

御社の家づくりのテーマは何ですか

牛澤

当社では「炭」と「第二種換気」を組み合わせた特許工法「炭の家」を最大のアピールポイントとしていますが、お客様にとって、もはやクオリティは高くて当然です。そこでもう一つ重視しているのがデザイン。特にターゲットとしている40代以下のお客様は、個々に嗜好が異なりこだわりが強い方も多く、これにきめ細かく応えることが今の課題です。

お施主様とのやりとりがポイントになりますね

牛澤

お施主様の思いをいかに正確に捉えるか、こちらの提案をいかに分かりやすく伝え、設計意図をご理解いただくかが重要です。そのため福井コンピュータ製品を用いたビジュアライゼーション利用を進め、近年はいっそう幅広く活用しています。

具体的な活用法の流れをご紹介ください

牛澤

当社で家を買うと意思を示してくださった方の全物件を対象に、営業担当からのプラン依頼に基づきシステム部がARCHITREND ZEROで平面図から土地まで入れて3Dモデルを立上げます。この3Dモデルデータを用途に合わせて加工し、営業場面に合わせて使い分けているのです。

どんなふうに使い分けを?

牛澤

たとえば着色した平面図と多彩なパースで行う初期打合せ。またゲームコントローラーでウォークスルー体験が可能なARCHITRENDリアルウォーカーは、ご来社いただいての打合せはもちろん、展示場等でのイベントでも人気を呼んでいます。リフォーム提案ではARCHITREND ビフォーアフターにARCHI Boxを組合せてiPadに入れていき、リフォーム現場で改修前後のビジュアルを確認いただき、これも「分かりやすい」と人気です。

適材適所で新技術を活用しておられますね

牛澤

実はV Rも以前から研究していました。2年前にVR用ゴーグル(HMD)を購入し、CG制作会社に「炭の家」を紹介するデモ映像を作ってもらったんです。しかし、当時はVRという言葉さえ誰も知らず、お客様もなかなか試してくれませんでした。それでも私は「いずれはVRの時代が来る」と確信していたのです。で、福井コンピュータの人に「VRはやらないの?」と聞いたら「いま作ってます」と。やっぱり!と思いましたね(笑)。

見回しただけで脳に空間が入ってくる

ではARCHITREND VRに驚きはなかった?

牛澤

実際に触れるまでは「ようやく出たか」くらいの気分でした。以前にゴーグルを買って試した時の経験から「こんなもんだろう」とイメージしていたんですね。ところが実際にデモ機を試してみると全然違う。すごい!と素直に驚きました。ゴーグルを付けてVR空間へ入っていった時のゾクゾク感というか……あの空間で見回しただけで脳に空間が入ってくるんです。即座に「これは買いだ!」と(笑)。

システム部でARCHITREND ZEROをお使いのお2人はいかがでしたか

國廣

没入感が強烈で、初めての時は「おおっ!」と声に出してしまうくらい驚かされました。やはり自分たちで作った3Dモデルだけに、ものすごく入り込んでしまいますね。

松山

同じプランでもVRで見ると本当にリアルで、自分自身もモデルを作りあげた時の達成感がすごく大きくなった気がします。将来、自分の家を建てる時もVRで確認できたらいいなあ、と(笑)。

もう実際に運用を開始しているのですか?

牛澤

現状は運用法を手探りしている段階ですが、お客様には「VRでプランに入ってみませんか?」と提案しています。まだVRが何かご存知ない方も多いですが、だからこそ実際にお試しいただくと反応は凄いんです。最初から最後まで「うおおっ!」と叫びっぱなしの方や「すごいすごい!」と夢中で動き回りたがる方もしばしば。まあ、それくらい強烈な没入感ということですね。とにかく想像以上の効果が期待できるので活用方法を検討しているところです。

どのような使い方をお考えですか

牛澤

いまは「炭の家」を中心にご覧いただいていますが、リフォームにもマッチするので試してみる予定です。お客様がリフォームで描く夢は、プロから見ると使い勝手や見栄えが悪くなる要望も多いのです。そこを納得いただくのは大変ですが、VRで見せれば一発で理解してもらえます。また消費者のVRへの関心も高まっているので、フランチャイズ店のイベント等に出張して使う計画もあります。

いろいろ工夫しておられますね

牛澤

たとえばVR映像の背景の空も実映像を使いたいので、全天球カメラで撮った全天球画像を3Dモデルと合成する試みを進めています。また、家全体でなくリビング等を集中して細かく作り込み、VRでお見せするプレゼン手法とか……活用法はいくらでも思いつくシステムなので、福井コンピュータには製品を着実に進化させて欲しいですね。無線化や前述の全天球画像とのスムーズな融合、作り込みのための3Dカタログ.comの部品データの充実等々、大いに期待しています。

※2017年発行のARCHITREND Magazine Vol.3で掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

青木雅典代表取締役会長兼社長

牛澤 澄人取締役

松山 牧枝システム部

國廣 朋未システム部

株式会社ホーム企画センター

所在地
北海道札幌市
代表者
代表取締役会長兼社長 青木雅典
創 業
1968年12月
資本金
4億9,000万円

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