多彩な設計アプローチ

日本では、一般的に建物用途や業態により設計手法は異なっています。特に基本計画の「入口」は千差万別です。 GLOOBEは、ユーザの設計スタイルに柔軟に対応できるよう、様々な設計アプローチに対応することができます。

法的規制から逆日影斜線解析・建蔽率・容積率

マンションなど、法規制の中で最大ボリュームを取ることが重要なプロジェクトでは、逆日影・斜線計算でメッシュ状の鳥かごやブロックモデルによるボリューム検討から計画を開始できます。

日影計算・地盤算定※オプション「法規チェック」

与条件を設定して、各種日影図を作成します。建物ボリューム・高さの検討と同時に平均地盤面の計算を行い、地盤算定図・表の作成を行います。

天空率・逆天空※オプション「法規チェック」

日影計算と同時に天空率によるボリュームチェックを行います。さらに、天空率判定NG ポイントに対して計画建物を自動調整して天空率をクリアするシミュレーション機能も実装しています。

容積率はいつでも確認可能

モデル入力の段階で、階数と高さの判定、容積率/ 建蔽率の判定が行えます。

単線プランから建物の空間配列から設計

ブロックプランやゾーン計画を重視したいプロジェクトでは、室名や専用ゾーン・共用ゾーンなどの空間情報を持ったオブジェクトを使い、シングルラインプランから計画を開始できます。

用途区画

空間用途別にゾーン検討を行います。住戸タイプ別ゾーン、駐車ゾーン、緑化ゾーンなどの用途区画を配置します。2次元・3次元の色別表示や用途別面積表を確認しながら、企画設計を行えます。

用途区画の配置
色別に用途区画を確認

自然な流れでゾーン計画

スケッチ感覚でスペースを入力し、大まかに作ったゾーン計画を修正しつつ徐々に作り込む。「粗」から「密」へ自然な流れで設計できます。

ゾーン別の占有率をチェック

商業施設におけるレンタブル比やマンションの住戸面積の占有率をチェックしながら、効率的に平面計画を詰めていくことができます。

ゾーン別の占有率をチェック

外観デザインからスタディモデル・周辺地形

外観スタイルを重視したいプロジェクトでは、スケッチ感覚でデザインスタディから始めることができます。また、建てられる土地や周辺環境を考慮することは、建物のデザインやレイアウトの上で非常に重要です。

周辺環境・敷地・地形

点群や地理院地図の読み込みでリアルな景観を表現できます。敷地境界線は2次元図面の下図やSIMA、座標を利用でき、周辺地形を考慮した建築計画が可能です。

スタディモデルの作成

自由度の高いデザイン機能によって、粘土細工のようにスタディモデルを作成しながらデザイン検討が行えます。形状ができたら実建材の素材を貼付けて、よりリアルな仕上りに。日本仕様の実建材データも豊富に揃います。

階高を認識しながらスイープ
実建材素材を貼付けリアルな仕上り

フォトモンタージュ

計画中の建物モデルと現況写真との背景合成により、計画地に完成した後の建物と周辺のイメージがわかりやすく、用途や景観に合わせた提案が可能になります。

2次元データの利活用

2次元CADデータから一気に立体化(JWW/DXF/DWG/SXF)

Jw_cadなどの汎用CADデータのレイヤ情報から自動で部材を認識し一気に3次元データに自動変換。変換後のデータは、プレゼンから各種図面作成や法規チェックなどフル活用可能です。

2D汎用データのレイヤ情報を参照して、以下のデータをBIM化します。
・敷地境界 ・通り芯 ・基準芯 ・スペース ・柱 ・壁 ・建具

PDFデータ取込※オプション「PDF取込アシスト」

PDFを図面、画像、または下図に画像として取り込みます。PDFがCADデータの場合、線データに変換して取り込むことができます。線データに変換できないものは画像として取り込まれます。