複数の点群データや大容量の点群データを快適に取り扱え、豊富なフィルターによる点群データ加工や計測、高さチェック、差分解析などが可能です。GLOOBE Architect / Constructionとシームレスに連携することで、様々なシーンに合わせた3D点群データとBIMモデルのハイブリッド活用が可能になります。

点群アシストで “できること”

点群とは、コンピュータ上で扱える3次元座標を持った点の集まりで表されるデータです。1つ1つの点は、三次元空間における位置情報(X,Y,Z)と 色情報を持っています。
点群アシストでは、3Dレーザースキャナーや iPhone/iPadのLiDAR計測の出力ファイルから取り込んだ3D点群データの加工・編集・合成などを行うことができます。視点をつなげた動画(mp4)の作成やビューアー出力で、点群データ共有も可能です。

計測

点群2点間の距離や、水平距離・高低差を計測できます。計測結果の保持や再利用も可能です。

色分け表示

高低差をヒートマップ表示で可視化し、土地や床が平坦であるかなどをチェックできます。

点の編集

点の集合選択では、1クリックで“点の固まり”を容易に選択でき、選択した点を別点群として管理可能です。

クリッピング

スライダーによる簡単操作で、点群の表示範囲を絞り込むことができます。クリップ状態の保持、再編集も可能です。

フィルタリング

間引き、ノイズ、地表面抽出など、様々な抽出方法で扱いやすい点群データに整理します。

トレース

GLOOBE点群連携時にトレース線も一緒に連携し、GLOOBEモデルとの点群位置合わせやオブジェクト入力の補助に利用できます。

位置合わせ

地上レーザースキャナー計測とUAV計測の点群を位置合わせして結合し、欠測箇所を補間できます。

差分解析

点群データと三角網データとの比較で、構造物の差分を色分け表示で可視化できます。

点群データ共有

視点をつなげた動画(mp4)の作成やビューアー出力で、計測や差分解析結果を誰でも確認できるようになります。

GLOOBEと連携して“できること”

GLOOBE Architect / Constructionとシームレスに連携することで、新築や増改築など建築業務の様々なシーンに合わせた3D点群データとBIMモデルのハイブリッド活用が可能になります。

竣工計画・施工計画

点群アシストで点群の確認・編集・支障物削除などを行い、GLOOBEに連携します。GLOOBE Architectの意匠モデルやGLOOBE Constructionの施工モデルと位置合わせして合成し、現況利用が可能です。また、GLOOBE Model Viewerに連携してプレゼンや合意形成にも活用できます。

増改築・既存建物データ保管

増改築などの既存建物として点群を利用する場合は、点群アシストで既存モデル化のためのトレース線を入力し、GLOOBEに連携します。GLOOBEではトレース線のスパン、角度補正などの編集を行い、トレース線を参照して増改築部分の部材を入力できます。トレース線を基準芯に変換して利用することも可能です。

出来形チェック

施工の点群データにGLOOBEのモデルを重ね合わせて、差分を確認することができます。点群アシストの差分解析では、計画と施工の差分が色分け表示されるため、構造物が計画(設計)通りに施工されたか一目で確認できます。